株式会社瀬戸内未来デザイン

経営判断を
しなければならない人ほど、
“体験知”が必要

自分の幸せの体験は、
他の人に分けていこうと思える。

だからこそ、人を幸せにするために、
まずは自分が幸せになること。

自然の創造物は、ほぼパーフェクトに近い。
だからこそ何かを創る時には、そこから学ぶ。
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瀬戸内未来デザインは “瀬戸内”をきっかけとした
オープンイノベーションによって、
都心と地方、人と人など、様々な“縁”を繋ぎ、
関わったすべての人の幸せな未来を
デザインするプロジェクトチームです。

※オープンイノベーションとは、ハーバード大学経営大学院の教授だったヘンリー・チェスブロウ氏によって提唱された概念で、組織内部のイノベーション(革新)を促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすことである。
参考1:『Open Innovation - The New Imperative for Creating and Profiting from Technology』2003、Henry W. Chesbrough

実施事業例

様々な業種の企業・団体様と、地域の方やクリエイターなどを繋げ、
革新的な製品・サービスなどを創り出す仕事をしています。

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大切なあの人にあなたの
「大好きな時間」を贈りませんか?

"ふみだす ひろしま”は、新型コロナウィルス感染症の 影響を受けた店舗様を応援すると同時に同じくその影響を受けた神社仏閣や文化遺産へも訪れていただきたいと願い発足した広島市事業再生プロジェクトの一つです。この企画の柱"ふみだす ひろしまギフトチケット"は「もの」ではなく「体験」をプレゼントするという新しい形態のギフトをテーマにさせていただいていおり、ご購入いただいた額の30%上乗せした金額をプレゼントできるお得なチケットです。広島市界隈の宿泊・飲食・カフェ・美容など、様々な業種の約200店舗様に協力店としてご登録いただいています。

インタビュー

#瀬戸内への思い

当初は「一般社団法人渋谷未来デザイン」と一緒に開始した事業でしたが、現在は独立。オープンイノベーションによって“瀬戸内”という地の利を経済活動と結びつける事業を構想・展開しています。
2020年秋には、瀬戸内に住むクリエイターたちと一緒に、瀬戸内地域の魅力を外に発信するだけでなく、地元の方々にも再確認していただくためのプロジェクト「ふみだす ひろしま」を企画しました。
都心部の方に向けては、瀬戸内にIターン移住して欲しいというよりも、もっと軽いご提案のワーケーション※先としてオススメさせていただいたりと、そういった意味でも瀬戸内と都心を繋ぐきっかけを作れたらと考えています。

※ワーケーション=「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワークなどを活用し、働きながら休暇を取るという過ごし方。

瀬戸内には、海の色、島がポコポコと浮かぶ姿など“独特の色”があり、モナコやヨーロッパの方々がわざわざここを目指して訪れるほどの場所。私自身も、ここで育っていないからこそ、他にはない魅力を感じています。
地元の方々にとっては当たり前の景色なので何度も通う方は少ないかもしれませんが、こんなにアクセスがいいところに素晴らしいロケーションがあるのは本当に恵まれていること。私自身も、東京ディズニーランドに車で30分走れば行ける距離に住んでいながらまだ3回しか行ったことがないので人のことは言えませんが(笑)、外から見た魅力を地元の方にお伝えしていくことも、重要なことだと感じています。

茶道の考え方で言うと、“日常”と“非日常”は人によって違っていて、この“非日常”が、人生においてとても重要なものです。 人間には、日常をリセットする場所が絶対的に必要で、例えばアーティストや研究者、中小企業経営者などはずっと仕事のことを考えて生きていて、そういう方は場所を移すことで新たな発想や着眼点が見えてきます。それこそがつまり、仕事の中に「観光」の要素を入れてゆくことでもあり、私が「ワーケーション」を推奨している大きな理由でもあります。
瀬戸内が、都心部の人にとっての“リセットする場所”になれば面白いと思っていますし、そういう人々を瀬戸内にいる人々が支える「ふみだす ひろしま」のようなプロジェクトも、どんどん企画していきたいですね。

※観光とは字の如く、光を見る、つまり仏教で言う「悟り」を意味します。

#仕事論

これまでの“知”は、活字的だったり数字的だったり、学校で習うようなことを指すことが多かったと思いますが、“経験がともなわない知”で体は動きません。
例えば、私がバーを経営していた時のアルバイトの子の話なのですが、「お店のシャッターを開けておいて」と頼んだところ、一度も開けたことがないから開けられなかった、ということがありました。彼は、某有名大学の三年生でした。 自分の子どもを梨畑に連れて行った時にも、地面がふわふわで怖くて入ってこられなかったことがあり、例えばこれが仕事の1日目だったとしたら、畑に入ることすらできずに1日を終えることになります。
このように、都会に住んでいる人々はインテリジェンスという意味での知は多く持っているかもしれませんが、意外と「体験知」が少なく、いざ仕事となった時に体が動かない、ということが割と多くあるように感じています。 当然ながら、ディスカッションする場でも、実際に行ったことのない場所について正確には語れない。人は、“体験を伴わない知”を自分の言葉でアウトプットすることはできないので、経営判断をしなければならない人ほど、“体験知”が必要なのです。

瀬戸内未来デザインの仕事は、オープンイノベーションであれば業種には拘りません。 事業と外とのつながりを作っていくこと、いろいろな専門家と一緒に様々なことを解決していくことが私の仕事だからです。
「0」を「1」ではなく、「1」を「10」や「100」「1000」にしていく。 もともと既にあるものを広げて、自然や先人から学びながら、現代風にアレンジする。 例えば農業は、山、天、地に人間が介在する世界観で、自然と対話しながら作物を生み出していますが、物づくりの設計も、あるパーフェクトなコンディションの中で作るけれど、実際にそれを使う場所は自然の中なので、読めないことがたくさんある中で判断してやっていきます。

自然にも言えることですが、“いいもの”は、決まって美しい。 だからこそ、例えばドローンのような機械であったとしても、動きがガタガタしていたり美しくない動きをする時は何か機能上の問題があるということなので、人間(自然の創造物)に置き換えて改善点を探します。 自然の創造物はほぼパーフェクトに近いので、例えば人間が危険を回避する時にどう動いているのか、鳥が飛んでいる時に何を使っているのかなど、あるものから応用、拡張します。
自然や自然エネルギーに敏感にならないと世の中の流れも読めません。実際に経営をしていると、自分が考えていたようにはならないことの方が多く、人よりも、環境からの影響の方が大きい。失敗する事業に共通していることは、環境が変わっているのに(改善もなく)そのままやろうとするところだと思います。
例えば2020年で言えば、コロナで流れが変わった時に「じゃぁどうするの?」と、判断に迫られる。そこで例えば「家から出るな」と言われた時に、「草原ならいいんじゃないのか?」という発想にできるかどうか。 一人で車に乗って草原へ行けば誰にも会わない。同じ時間を、家でじっと何もせずに過ごすか、草原に出て“経験知”を得るか。 こういった判断の積み重ねが仕事にも大きく差をつけていると思います。

私が日頃から経営者層にワーケーションをお勧めしている理由も、ただ働いてリラックスするだけが目的ではなく、実際にそこに短期間でも住んだり、滞在したりして、その土地のすべてを「体験するということ」が、“体験知”を得るということだからです。
だからこそ、私が意識しているこの“体験知”こそが地方創生の鍵だと感じていて、 体験知を得る場をたくさん持っている地方には、そこにしかない強みがある。 また、都会に住んでいる人と現地の人、違う体験知を持ったもの同士が集い何かを一緒に作り上げることで発生するイノベーションは、これからの時代に必要だと感じています。

プロフィール

湯浅浩一郎

湯浅 浩一郎Koichiro Yuasa

株式会社瀬戸内未来デザイン代表取締役
VFR株式会社 COO
1976年千葉県生まれ。大学卒業後、日系電子部品メーカー、外資化学メーカで営業、マーケティングを担当。2006年デル・ジャパンに入社。2013年からレノボ・ジャパンにて法人営業企画部、製品事業部、セールスエンジニアの責任者を経て、2017年10月よりスマート製品事業部長としてVR/AR製品をローンチ。そのほか、東京上野にて「BOSS 会員制ビジネスサロン VR Cafe & Bar」を主宰。OYO HotelsJapanの中国地方責任者を経て2020年よりVFR株式会社 COO に就任。ドローン事業を推進する傍ら、社会課題解決をライフ ワークとしおこなっている。

瀬戸内未来デザインの
これから

ワークライフバランスを掲げプライベートと仕事のバランスを取るのがこれまでの働き方でしたが、 これからの時代は、ワークライフインテグレーション※1が重要だと考えています。 私が今後瀬戸内未来デザインとしてサポートをしていきたいのは、 常に社会貢献をしていたり、様々な事象を「これはビジネスとして回るのか」と考えている人たちです。 例えばクリエイターのように何かを生み出して社会にインパクトを与える人たちが、インスピレーションを得て何かを生み出せるような機会を作りたいし、伴走したい。 自分の幸せの体験は、他の人に分けていこうと思える。 だからこそ、人を幸せにするために、まずは自分が幸せになること。 その上で、関わるすべての人の人生が良い方向に向かうよう様々なプロジェクトを企画し、 瀬戸内という一つの場所から、幸せの拡散が生まれるよう邁進します。

※ワークライフインテグレーションとは、仕事とプライベートを対立するものと捉えず、どちらも人生を充実させるための大切な要素であるとの考えから、双方を「インテグレーション(統合)」させて生活の質を向上させようとする取り組み。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科の高橋俊介教授や、2008年に経済同友会が発表した提言書『21世紀の新しい働き方―「ワーク&ライフ インテグレーション」を目指して』の中で提唱されました。